ヒト膵臓細胞

DefiniGEN ヒト膵臓細胞

DefiniGEN膵臓ベータ細胞は、ヒト多能性幹細胞(iPSC)の分化誘導技術を用いて作製され、得られた細胞は、ヒト膵島と同じく、グルコース濃度に応じインスリン分泌量が応答(GSIS)する特性を有することが、主要な薬剤投与試験によって確認されています。膵島細胞は、単層でも培養することが可能ですが、容易にヒト膵島と似た構造と機能を持つ「マイクロ膵島」を培養させることも可能です。この細胞は、糖尿病薬の発見や糖尿病の研究など、主要なアプリケーションに利用可能です。しばしば初代ヒトβ細胞はその供給不安が問題視されますが、iPSC技術を用いたDef-PANC WTは、工業的に継続供給することが可能であり、研究の継続性を保証することができます。

製品ID:

Def-PANC WT
フォーマット  凍結保存
細胞数 ユニットあたり1000(10x10^6)細胞個
疾患 無し(健常ドナー)
細胞生存率(解凍後)

>70%

用途 創薬

テクニカルデータ


 

単層培養

 

Def-PANCは、高度に機能化されたヒトiPS由来膵臓細胞です。山中伸弥教授によるiPS技術と独自の分化誘導プラットフォームの組み合わせにより、質と量ともに安定した膵臓細胞を提供することが可能になりました。およそ25日間の分化誘導プロセスに従い、重要な発生段階を経た細胞は最終的に、高い機能を有する膵臓細胞へ変化します。

図1. 標準的な96ウェルプレートで増殖させた際のDef-PANC細胞の細胞形態。(A)典型的な密集した膵臓細胞形態、(B)ベータ細胞産生されるC-ペプチド分泌(緑色)、(C)核DNA(青色)およびC-ペプチド(緑色)のDAPI染色を示す。

 

マイクロ膵島形成

 

Def-PANCを低接着プレート(96ウェル・標準品)で増殖させた場合、細胞は凝集し、初代ヒト膵島と同レベルのサイズと機能を有する構造体を形成します。

図2. 低接着プレート上におけるDef-PANC由来のマイクロ膵島構造体

 

機能解析

Def-PANC細胞は、初代ヒト膵島に匹敵するGSIS(グルコース応答性インスリン分泌)応答を示し、GLP-1およびExenatideなどの周知の分泌促進物質に対する用量依存的応答も示しました。

 

グルコース応答性インスリン分泌解析

標準的な96ウェル低接着プレート上に形成されたマイクロ膵島におけるグルコース応答性インスリン分泌量

図3. 左図:低濃度および高濃度のグルコースのみで刺激されたDef-PANC細胞のGSISアッセイ結果。右図: Def-PANC細胞のGSIS応答を、異なる濃度(低高濃度)のグルコースおよびエクセナチドで刺激際の結果。 低グルコース濃度1.6mM、高グルコース濃度16.7mM、エクセナチド濃度25nM。

 

qPCRにおけるインスリン遺伝子発現の検出結果

図4. 凍結保存されたDef-PANCバイアルを解凍し、標準低接着プレート(96ウェル)上にマイクロ膵島を形成させ培養させた際の遺伝子発現マーカー分析