ヒト小腸オルガノイド

DefiniGENは世界初の『ヒトiPS細胞由来腸管オルガノイド』を商品化しました

 

DefiniGEN 小腸オルガノイド

Def-Intestinalは、特徴的な腸陰窩(いんか)構造含む、初代小腸細胞における3次元構造体と近いモルフォロジーを有する機能的な小腸(腸管)オルガノイドです。 Def-Intestinalオルガノイドには、杯細胞、パネート細胞、腸細胞および腸内分泌細胞を含む、in vivoにおいて初代小腸上皮障壁に通常存在する細胞の混合物が含まれます。オルガノイドは、頂端と基底面との明確な区別を有する上皮細胞の偏極した単層、および頂端表面上に存在する微小絨毛の形状を有しています。細胞は、ムチン2(杯細胞)、Villin 1(腸細胞)、クロモグラニンA(腸内分泌細胞)、およびリゾチーム(パネート細胞)などの一連の重要な腸のマーカーも発現しています。複数のCYP450およびPXRおよびSLCO2B1のような輸送体も細胞内で発現することを確認しています。 Def-Intestinal製品は凍結保存されたバイアルの形式で提供され、供試に必要な際に解凍が可能であると同時に、任意のプレートにて、複数回継代が可能になる、便利なフォーマットに仕上がっています。腸管のヒト細胞は、腸上皮およびその腸粘膜が、サルモネラ菌のような腸内病原体によって媒介される感染に対する第一の防御線を形成するため、当該オルガノイドを用いることにより、感染性疾患を含む様々な刺激と、その相互作用を研究するための有効なツールとなることが期待されています。

製品ID:

Def-INTESTINAL
フォーマット  凍結保存
細胞数 オルガノイド数により定義(要問合せ)
疾患 無し(健常ドナー)
用途 基礎研究・創薬

テクニカルデータ

技術情報


 

オルガノイド形状(モルフォロジー)

 凍結保存されたDef-INTESTINALを解凍し機能回復した後のオルガノイド形状

 

図1. 24ウェルプレート中のマトリゲル内に包埋されたオルガノイドの形状

 

免疫細胞化学分析

 

Def-INTESTINALオルガノイドが偏極上皮を示し、異なる形態および特異的マーカー遺伝子発現マーカープロファイルを有する分化した細胞型を含むことをICC分析によって実証しました。 また腸内分泌細胞のマーカーであるCHGA、杯細胞のマーカーであるMUC2、腸細胞の絨毛を示すVIL1の強い発現を確認しています。さらに、リゾチーム染色のために濃縮された細胞を含むオルガノイドの副自体が形成されていることを観察しております(図2)。

図2.  主要な小腸細胞マーカーであるリゾチーム(LYZ)およびVillinの発現について、Def-INTESTINALと初代十二指腸オルガノイドを染色した結果(画像提供:ケンブリッジ大学)。

 

主要小腸マーカー解析

多くの重要な腸マーカーを示すDef-INTESTINALオルガノイドは、IBD(炎症性腸疾患)や感染性疾患のモデルとして使用ことができます。解凍後にメンテナンスされたオルガノイドは、一連の重要な小腸マーカー(OLFM4、CHGA、MUC2、Villin、およびKRT19)を発現します。 重要な腸マーカー発現分析によって、例えばMUC2などの小腸に特異的に存在する遺伝子が発現上昇することが確認されました。

 

Villin主要小腸マーカーのqPCR解析

 

図3. 大腸、十二指腸初代オルガノイドと比較したDef-INTESTINALにおける小腸マーカーVillinの遺伝子発現

 

PXR核内受容体のqPCR解析

図4. 大腸、十二指腸初代オルガノイドと比較したDef-INTESTINALにおける核内受容体PXRの遺伝子発現

 

シクロトームCYP2D6のqPCR解析

図5. 大腸、十二指腸初代オルガノイドと比較したDef-INTESTINALにおけるシクロトームCYP2D6の遺伝子発現

 

 

トランスポーターSLCO2B1のqPCR解析

図6. 大腸、十二指腸初代オルガノイドと比較したDef-INTESTINALにおけるトランスポーターSLCO2B1の遺伝子発現

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DefiniGEN iPS由来小腸オルガノイドの開発
iPS由来小腸オルガノイドの開発.pdf
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