ヒト肝細胞 高コレステロール血症モデル

DefiniGEN 家族性高コレステロール血症疾患モデル ヒト肝細胞

家族性高コレステロール血症(FH)は、主に低密度リポタンパク質受容体(LDLR)遺伝子の変異によって引き起こされるリポタンパク代謝の常染色体障害です。Def-HEP FH家族性高コレステロール血症肝細胞は、iPSC技術を用いて誘導された高度に機能化されたヒト肝臓疾患モデルです。

 

Def-HEP FH細胞には、山中伸弥伸哉教授らによって開発されたノーベル賞受賞技術を用いて、最初に線維芽細胞からiPSCにリプログラムされる工程が採用されます。次いで、 HORIZON CRISPR遺伝子編集技術を用いて、iPS細胞株におけるLDLR遺伝子に正確な遺伝子変異を導入します。 Def-HEP FH肝細胞は、創薬用途のための最適化された疾患モデルであり、疾患の根底にあるメカニズムを解明するための主要なツールになることが期待されています。

製品ID:

Def-HEP FH
フォーマット  凍結保存
細胞数 ユニットあたり3~6百万細胞個
疾患 家族性高コレステロール血症(FH)
細胞生存率(解凍後)

>70%

用途 疾患モデル解明・創薬

テクニカルデータ

技術情報


 

遺伝情報の同定と細胞生存率

Def-HEP FH細胞は、LDLR遺伝子におけるE101K遺伝子が変異されたことを検証、確認しています。また解凍された肝細胞の生存率は、70%以上となることを保証しています。

 

疾患回路同定

図1. Def-HEP HFにおいてLDLR E101K遺伝子が変異されたことを証明するシーケンシング結果

 

機能試験

 

体内においてLDL受容体が欠損することにより機能低下することが、iPS由来細胞であるDef-HEP FH疾患モデル肝細胞においても再現されることを、免疫染色およびFACS分析によって確認することができました。

 

DiI-LDLがレセプター特異的に結合した後に、リガンドの結合複合体が内部移行し、リソソーム加水分解が起こるります。 したがって、細胞あたりの蛍光強度の増加は、DiI-LDL摂取の指標として用いられ、更にLDL-R存在の指標として使用されています。 これらの結果は、CRISPRにより生成された疾患特異的ヒトiPS細胞がFHをモデル化するために効果的な方法であることを実証しています。

図2. LDLの取り込みが、非疾患肝細胞(WT)と比較して、FH疾患モデル(LDLR変異株)において損なわれたことを実証する染色顕微鏡画像

LDL摂取

 

図3. 蛍光DiI-LDLインターナリゼーションに基づく定量的LDL受容体アッセイ結果。Def-HEP FH疾患モデル肝細胞では、同系の対称非疾患モデルであるDef-HEP WTと比較し、有意にLDLの取り込みが損なわれる結果が得られた。